入稿データガイド

「白押さえ」ってなに?

入稿データガイド

印刷業界は独自の専門用語があり、Webサイトの文字を見ただけでは理解できない、、
難しい、、ということがありますよね…
例えば、白押さえとか…!

1.白押さえとは?

白押さえとは、透明な素材や色の濃い素材に印刷する時に、一度白いインクを印刷し、再度その上から印刷することでキレイに発色させる方法です。
白引き・白版などとも呼ばれますが、アク達では「白押さえ」と呼んでいます。
透明アクリルを選択いただく場合は、印刷しない箇所は透明になります!
また、白は白押さえでしか表現ができないため、デザインに白を入れたい場合は、
白押さえレイヤーに配置する必要があります!

アク達では、CMYK+WHITEの色印刷(C:シアン・水色、M:マゼンタ・赤紫色、Y:イエロー・黄色、WHITE:ホワイト・白色)のため、色鮮やかな仕上がりになり、白もキレイに印刷することができます。
ただ、アクリルにCMYKのみを印刷した場合は色を付けたところもうっすらと透けてしまいます。。

そこで!白押さえの出番です!

色が透けないように下地に白色のインクを印刷して「白押さえ」をすることで、
白い紙に印刷したようにキレイに発色することができます。

逆に、透明なアクリルの特性を活かし、あえて「白押さえ」しないことで、透明感のある表現をすることもできちゃいます♪

2.白押さえのデータ作成方法

データ入稿時は、「デザインレイヤー」とは別に、白押さえのみの「白押さえレイヤー」に分けて入稿データを作成していただきますが
白押さえのデータは、K:ブラック(黒)100%にて作成していただきます。
白押さえなのに黒いって「わけがわからないよ」という感じですが
詳しくは、コチラをご確認ください

カンタンにご説明すると、白だと画面上で見たときにどこに白がついているかわからないが、黒で配置してあるとどこにデザインがあるあわかりやすい!ということになります。

白は白押さえでしか表現ができないため、デザインとして白で表現したい箇所も白押さえレイヤーに配置してください。
もしデザインレイヤーに白で表現したい箇所のデザインを間違えて載せてしまった場合、
白色は印刷されません。

上のイヌのデザインで説明すると、「Pochi」という文字は白色で表現がしたいため、「白押さえレイヤーに配置する」ということになります。
デザインレイヤーに「Pochi」という文字を置いてしまった場合、白色で「Pochi」は印刷されない!ということになります。

白押さえレイヤーにて作成いただいた白押さえのデザインを黒で入稿いただいた後、
印刷する際に工場で「白押さえレイヤーの黒を白にする」作業をいたしますので、ご安心ください♪

3.白押さえなしで透明感のある表現の例

上記までの説明で「白押さえは必ずしも作らないといけない!」と感じてしまった方もいるかもしれませんが、ご用意いただくデザインによっては白押さえが無しの方がデザイン性に富んでいる可能性もあります。

例えば、アク達のWebサイトでもオーロラアクリルを使用した商品は
白押さえが一部配置していないものも掲載しています。
上記写真からもわかるように、目の部分に白押さえがなく、表から見たら目にオーロラの印刷が透けているように見えるオーロラの板を活かしたデザインとなっています。

このようにデザインの一部だけ白押さえをなくして見るもの、かわいいですよね♪

逆に、、白押さえのみでデータを作成するのもとってもかわいいんです!

このように白押さえだけでデザインをしてもとても個性が出ます!
上記写真はオーロラアクリルへの印刷ですが、
カラーアクリルなどを使用してみるのもいかがでしょうか?
板のカラーも含めて考えてみるのもとても楽しいですよ♪

また白押さえだけのデザインは「アクリルペンライト」でとても使えるテクニックかと思います!

ペンライトの光は白押さえに反射して光るため、カラーよりも白押さえの範囲の方が表に出ていることをオススメしております。
ぜひ一度試してみてください♪

入稿データの作成が難しいけど白押さえにこだわりたい!など白押さえに指定がある場合は、入稿データ制作アシストサービス(データ1種につき税込1,650円~/追加納期+1~3営業日)もオススメです!
ご注文の際のメモ欄にご希望があればその旨記載いただけるとスムーズに進行するかと思います♪

◎白押さえの作り方に関しては下記URLをご参考ください∇
カットパス・白押さえの作り方【Illustrator編】 | アクリルグッズの達人 (acryltatsujin.com)

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