CMYKのKって、黒(kuro)やブラック(black)の「K」だと思っていた
「アクリルグッズの達人」の達人(見習い)の長谷川1号です。
皆さんは、「RGB」や「CMYK」ってご存知ですか?
RGBって、剣と魔法の世界でドラゴンなどのモンスターと戦うゲーム?とか
戦車やゾンビとかにぶっぱなすロケットランチャー?
なんて思う人がいるかわかりませんが
「RGB」や「CMYK」は、色を表現する方法です。
RGBとは?
RGBとは、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色の光を重ねて表現する色の表現方法です。RGBは光の三原色の頭文字をとったもの。
RGBは、黒の背景に赤や緑、青の光を加えていく「加法混色」で、色を重ねるほど色が明るくなり、白に近づいていきます。
RGBカラー
R:赤(レッド)+ G:緑(グリーン) = Y:黄色(イエロー) R:赤(レッド)+ B:青(ブルー) = M:赤紫(マゼンダ) G:緑(グリーン)+ B:青(ブルー) = C:水色(シアン) R:赤(レッド)+G:緑(グリーン)+B:青(ブルー)= W:白(ホワイト)
テレビやスマホなどの液晶ディスプレイは色は光の三原色を利用した「RGB」で表現されています。
青色LEDの発明がノーベル賞に値するのも納得ですね!すごーい!
CMYKとは?
CMYKとは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の色の三原色と、黒色のキー・プレート(Key Plate)の頭文字。
シアン(水色・青緑)、マゼンダ(赤紫)、イエロー(黄色)
CMYKは、白の下地にシアン、マゼンタ、イエローの色を加えていく「減法混色」で、色を重ねるほど色が暗くなり、黒に近づいていきます。
CMYKカラー
C:シアン + M:マゼンダ = B:ブルー C:シアン + Y:イエロー = G:グリーン M:マゼンダ + Y:イエロー = R:レッド C:シアン + M:マゼンダ + Y:イエロー ≠ K:黒(Key Plate)
理論上はCMYの3色を混ぜ合わせると黒になりますが、インクの性質上CMYの3色を混ぜて印刷しても濁った茶色よりのグレーになるため、印刷でキレイな黒を表現するために黒(Key plate)のインクを加えた4色でフルカラーを表現するのがCMYKです。
黒色は文字などで多用される事が多いため、複数のインクを混ぜ合わせて黒に近づけるより、黒インクを利用したほうがインクの節約にもなります。
CMYKのKは、黒(Kuro)の「K」(海外の場合はなんていうんだろうか)や
ブラック(Black)の「K」(Bだとブルーとかぶるため)だと思っていましたが、キー・プレート(Key Plate)のKなんですね。勉強になりました。
RGBとCMYKの違い
「RGB」と「CMYK」の違いをまとめると
RGB:パソコンなどモニター上で光の3原色で色を表示する形式
CMYK:インクやトナーなどで紙などに印刷する時に色の3原色+黒色で表現する形式。Kは黒色のインクでキレイに安く印刷するために使う
カラーモードに注意!入稿はCMYKに変換
ペイントソフトでは、カラーモードが「RGBモード」に限定される事が多いです。
「アクリルグッズの達人」では、モニター表示用の「RPGモード」から印刷用の「CMYKモード」に自動で変換され、4色フルカラーで印刷出力いたします。
RGBカラーモードのデータの場合、CMYKに変換することで少しくすんだような色に変わる場合がありますのでご注意ください。
カラーモードを「RGB」 から 「CMYK」 に変換した場合の色の変化のイメージ
これは、RGBカラーとCMYKカラーとでは色の再現色域が異なるため、蛍光色のような鮮やかな色は印刷では表現が技術的に難しいです。
印刷した際の仕上がりに差を生じさせないように、データ入稿はCMYKのデータでの作成をオススメします。
CMYKデータの作成が難しく、色味に不安がある方には「無料お試し印刷」オプションがオススメ。
本製作に進む前にひとつ実際のアクリル板に印刷したものをお送りし、色味や仕上がりイメージの確認ができます。(追加納期がかかります)